松戸二郎の大行列はもうラーメン好きにとって見慣れた光景ですね。当たり前のように行列ができるという訳ではありません。店主のラーメン二郎として軸はブレずに進化している姿勢があってこそです。
3代目松戸二郎の進化がすごい
2019年3月現在、ラーメン二郎松戸店では3代目店主(福田氏)が腕を振るっています。この3代目店主のラーメン、進化がすごい為、全国各地の二郎の中でも評判が上がっています。
初代からたびたび食べてきて、3代目は特によいラーメンへと改良する向きが強いです。このいい流れを中心にラーメン二郎松戸店の魅力に迫ります。
行列がこれまで以上にすごい
松戸店の自販機前電柱までの並びであれば5人待ち(店内待ち1人含む)くらいです。これならば1ロット6人の範囲であり許容範囲の方も多いでしょう。しかし、お昼のピークをあえて外して行ってもなかなかこの範囲での並びは少ないですね。
開店前後や土日などは次の電柱まで並ぶこともざらにあります。隣のコインパーキングを覆う形で並ぶ光景はラーメン好き以外にとっては何の行列だとビックリするくらいですね。
好みに振れた内容
なぜここまで行列が増えたのでしょうか。それはラーメン二郎の中でも好みを絞った形に振り切っているからだと感じます。
ラーメン二郎松戸店では3代目になってからレンゲの常備はありません。最初はなぜとも思いましたが、スープを見るとわかります。ラーメン二郎の中でも濃いめであり、スープは麺がよく吸うため、絡める前提で提供しているというスタンスだと推測されます。
この、しっかりした味付けが特色です。二郎好きの中でも特に濃いめのしっかりした味付けを楽しみたい方に向いていると言えます。
2種類の肉に込められたこだわり
2019年1月21日のラーメン二郎松戸店公式ツイッターにてお肉の内容がありました。腕肉をSPF豚に変更するという内容です。
変更だけではなく、正確に記載すると肉を2種類に分けます。片方は今回新しく導入されるSPF豚です。もう1つは従来のヨーロッパ産バラ肉です。調理法もバラ肉はこれまで通りの煮込みですが、SPF豚は食感を楽しむため、やや硬めのしっかりした形状で提供されます。
このツイート後、数日たってから導入されていますがとっても食べ応えがある内容です。特にSPF豚の食感はやや硬めながら味は染みている、肉を食べているという感覚がすごく出ます。ステーキのように固くはなく、ギュっとお肉の味わいが広がる形です。
従来のバラ肉も決して溶けてしまうようなやわらかさという訳ではありません。しかも、お肉の横幅も厚みもかなりの量です。いわゆる棒状のチャーシューという形ではなく、大判サイズと言えるでしょう。
なお、5月2日には腕肉に戻し、バラ肉はなしで一本化すると発表されました。豚のコンディションにも気を配った試行錯誤の結果、いい形で提供しようとされていますね。
油増しで切れ端漬けの追加
これはオフィシャルトッピングではないため、材料がある時の追加サービスとしての位置づけだと思われます。ラーメン二郎で特徴としてあるトッピングで油マシをお願いした際に油と共に肉の切れ端も乗せてくれます。
こちらのお肉は通常のお肉以上に味を漬け込んだ、ヅケの状態です。油のマイルドさにとてもあってもやし、麺と共にワシワシと食が進みます。
ファンを増やす研究熱心な姿勢
3代目店主の研究熱心さには頭が下がる思いです。以前、数日限定(材料なくなり次第終了)で紅しょうがのトッピングやカレー粉のかけられる卓上コンディメントがありました。いろいろ試す中での新化なのです。あれだけ毎日行列ができ、忙しい中でも慢心せずに研究もする姿勢はとてもすごいと思います。
初代の味噌味も思い出します。京成大久保店の再開と合わせて両店で新メニューをつくったと言われていました。鷹の爪も入った、それでもちょい辛くらいのアクセントで体が温まる優しい味噌味でとてもお気に入りでした。
3代目も新メニューの開発などあったらとても楽しみですね。個人的には二郎で塩とかも食べてみたいです。醤油と塩のブレンドという感じで打ち出してくれると考えているだけでもうれしくなってきます。


コメント