ラーメン二郎松戸店がなくなる所だった
ラーメン二郎松戸店は現状、3代目の人気がすごいですね。ラーメン全体の味バランスも素晴らしいですがスープを良く吸う麺からスープの濃厚でありながらしょっぱすぎない塩梅、さらに野菜も甘みたっぷりのきゃべつ豊富な形で人気が出るのも当然という内容です。
さらに、豚は2種類の豚を大振りで味わえて総量も小で二郎比較でもかなり多い部類です。これは人気が出るのがよくわかります。
しかし、この人気店である3代目松戸二郎が松戸の地で誕生しないかもしれないという危機が一時ありましたね。初代店主が赤羽に移転される為、松戸店を閉める2011年9月から2代目松戸二郎オープンの2012年3月までは松戸店がない状態でした。
初代店主が赤羽店にて再オープンされた後にも松戸店の進展が一時なかった為、松戸から二郎がなくなってしまうのかなと思った事も多かったです。今回、松戸に二郎の火を消さなかった2代目店主への感謝を込めて記載したいと思います。
後継者の継承不可で松戸店消滅の危機
松戸二郎が初代赤羽移転にて閉店する際に実は後継者と思わしき方が引き継ぎとして終盤に店舗に入っていました。常連の顔を覚えると共に、挨拶もしていててっきりこのまま後継者としてこの方が二代目になるのではと思っていました。
詳しい事はわかりませんが、何かしらの事情で引き継げなくなってしまったそうです。この為、松戸二郎閉店後も進展がなくこのまま二郎がない状態が松戸で続きそうな形となってしまいます。
そこに池袋店で修行していた二代目松戸二郎店主の登場です。二代目の後継が決まったという話を伝え聞いた時はラーメン好きの仲間で歓喜した事を思い出します。
救世主の2代目が松戸店を再オープンさせてくれた
こうして救世主として2代目店主が松戸二郎を再開させてくれました。オープン直後から初代の店主と変わらないくらいの行列で松戸の皆さんも本当に二郎好きなのだと実感させてくれるような盛況でした。
二郎店主の誰もが通る道としてオープン直後の味のブレは確かにありました。これは週1、2回は通っていると味の違いに敏感になってきます。
それでも、味の安定についても早い内からコントロールされ、その調整についても過剰な事はせず、二郎としてのよさを生かした調整でしたね。
王道二郎の味わいであった二代目の松戸二郎
ラーメン二郎松戸店の二代目店主のラーメンで特徴として王道二郎に忠実であるという点があげられます。醤油の尖った感を生かしたスープに自家製麺をよく絡ませて、野菜のもやし比率も豚の形状も本店に似たような感触です。
自分の色を出して果敢に攻めて行く二郎も当たった時の爆発力がすごく、好まれますよね。ただ、二代目松戸二郎はあまりムチャな挑戦や奇抜なトッピングなどは行わず、あくまで王道の二郎をしっかり守り抜くという姿勢が評価されます。
お客さんの側も王道の二郎が松戸でほどほどの並びで食べられるという喜びは他には代えがたいものがありました。
三代目店主がアシスタントに
二代目二郎も他のラーメン店と同じく人手不足の問題にも悩まされていました。アシスタントの方も何名か入れ替わり、ラーメン業界の人手不足を間近に感じられる部分でもありました。
そのような中、現3代目松戸二郎店主がアシスタントとして就任されます。野猿などでも修行をされてテキパキとこなす所作からとてもスムーズに店内まわっていたことを思い出されます。
後に3代目として松戸店を引き継ぐ事となりますが、この店主とアシスタントという体制での営業から今度は引き継ぎも円滑になった事でしょう。
故郷新潟にて二郎をオープンさせる為に
2015年7月に2代目松戸二郎店主は故郷の新潟に二郎をオープンさせるために松戸店の運営から離れる事となりました。ただ、今回は閉店空白期間が空かず、アシスタントとして勤めていた現3代目店主が後継として引き継ぐ事となりました。
新潟というラーメン二郎未開の地に出店するという心意気がいいですね。地元でおいしいラーメンを提供したいという気持ちは新潟の方にも喜ばれるでしょう。現に新潟店での営業ぶりでも地元の方に愛されるラーメン二郎として展開されている様子です。
三代目の盛況の基盤をつくってくれた二代目松戸二郎店主の功績
ラーメン二郎松戸店に初代から通う者として二代目の功績はとても大きいと考えています。2012年から2015年にかけて松戸店の歴史では短めな部類ではありますが、あの当時松戸店の消滅危機を救ってくれた事にとても感謝の気持ちで一杯です。
現在、3代目の味がとても評判で人気二郎店としての松戸店が評判となっています。しかし、激務な二郎提供の環境からいつか体調不良など提供が厳しい局面が起こるかもしれません。
そのような時にも当時の2代目店主のように引き継いで4代目松戸二郎という形で末永く続いてくれるとうれしい限りです。
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