自家製麺の松戸ラーメン店はなぜ美味しいのか？自家製麺の秘密

自家製麺のお店はなぜ美味しいラーメンなのか？

松戸のラーメンにおけるおいしさの秘密として自家製麺のお店が多いことがあげられます。とみ田グループも心の味食品というとみ田本店に近い松戸市内（二十世紀が丘方面）で製麺しています。

兎に角は店内に製麺室があり、営業中も麺打ちしている時もありました。ラーメン二郎松戸店も初代から続く製麺機がテーブル奥に見えますね。

自家製麺でなければ美味しくないというわけではありません。例えば長浜ラーメンのフクフクは本場福岡からこだわりの麺を空輸しています。それだけこだわりのある麺は美味しさを保つ秘訣もあり、今回はこの麺から伝わるおいしさについて取り上げていきます。

一番の特徴はスープをよく吸う一体感

自家製麺の特色としてスープとのマッチ感が強く、スープをしっかり吸っておいしさを引き立たせる部分にあります。生麺のおいしさからさらにスープをよく含んだ上での味の提供を意識しているという部分です。

自家製麺のお店を見ると、スープに該当する部分がどこも特徴があります。とみ田本店の代名詞と言えば濃厚つけ麺ですがあのつけ汁に存在感を出す麺というのはひと癖なければ成り立ちません。

さらに兎に角と言えば油そばが有名でスープ自体がありません。実際、油という形で調味液がかかっていますが、上品な味わいの兎に角の油そばの主旨を壊さない、粗々しくなくまとまった麺です。

ラーメン二郎でも濃いめスープの味を吸い、最適状態へと仕立てます。やや硬めの麺状態からスタートしてあきらかに麺が馴染んだ後では状態が違う、おいしい味へと進化していく過程を１杯のラーメンで体感できるような形です。

麺自体もアレンジレシピをしてみたいくらいの味わい

これだけラーメンとしての存在感が出る麺であるとアレンジレシピで他の食べ方をしてもおいしいのではとも思います。実際に試すことが可能であるのは富田のテイクアウトできるおみやげ用の麺でしょうか。

ラーメン二郎松戸店では三田本店の初期に有名であった鍋二郎（鍋を持参で数人前を鍋に入れて持ち帰る形。近くの慶応大学の体育会御用達とされた）はやっていません。松戸店の麺で油そばと言いますかあえ麺状で食べるのもとても美味しそうです。

昨今、スーパーで売っている生麺もかなりおいしくなってきました。しかし、さすが店舗の味といいますか生麺技術を超えたおいしさである自家製麺を味わえることに幸せを感じますね。