東松戸病院と梨香苑は2024年3月に閉鎖など松戸市病院事業再編計画案
東松戸病院と病院附帯事業である梨香苑は2024年3月(令和6年3月)末日を目途に廃止の旨、松戸市案として2021年11月時点の方針と示されています。
説明会も開催となり病院機能ごとの今後方針や閉鎖検討理由など様々な観点がありました。
東松戸病院・梨香苑
住所:千葉県松戸市高塚新田123-13
東松戸病院と梨香苑 廃止後の機能別方針案
2024年3月(令和6年3月)末日以後の閉院後方針案としてまずは東松戸病院の医療機能について民間医療の新規参入を促す形も示されていました。
3年超など新規参入には時間を要する部分もあり空白期間を生まないような動きについても。
また、これまでの状況にて「緩和ケアの機能」など民間参入が見込みとして少ない医療機能については松戸市立総合医療センターへの引継ぎ案となっています。
東松戸病院と梨香苑 廃止理由の様々な部分
次に廃止方針案について様々な観点もありました。
経営改善部分では東松戸病院の決算状況(医業損益)について。
2016年から2018年では毎年5億台の赤字、2019年には様々な経営改善があり4億台の赤字まで減少。(2020年はコロナ禍の影響もあり7億台の赤字)
施設の老朽化については「旧国立療養所松戸病院」時から50年以上が経過など耐震面で震度6や7の地震で倒壊や崩壊の危険性や非常用発電機など様々な部分で懸念点も取り上げられていました。
地域医療として周辺医療機関については東松戸病院開院後に増加の状況や民間医療機関の参入への支援策を図る方針。
梨香苑は市内利用者約7割など一定水準の施設整備状況も取り上げられています。
他にも事前に医療コンサルタントの方を交えて建て替えについての検討なども踏まえた上での東松戸病院と梨香苑の2024年3月に閉鎖など松戸市病院事業再編計画案とされています。