松戸駅と羽田空港を結ぶ高速リムジンバス
泊まりかけの出張でスーツケースを持って朝、松戸駅から羽田空港へ向けて常磐線に乗る。よく経験しましたが朝の通勤ラッシュで大変ですよね。北千住からのつくばエクスプレス乗換が入るようになって以前よりは緩和されたと言っても朝の常磐線ラッシュはなかなかのものです。
今回、2018年9月に開通された松戸駅から羽田空港まで直通で行ける高速リムジンバスについて取り上げます。京成リムジンバスとして定期運航されるようになりました。
松戸でも新京成線上本郷駅の2番線向きで待つ時にフェンス広告でも見られますね。新京成線は松戸市の範囲でも松戸駅から元山駅までと範囲も広く、ニーズも高いでしょう。
今回、乗り場や価格、1日の本数など羽田空港まで行けるリムジンバスについてまとめました。大型連休など特に利用も多いかと思いますので参考になれば幸いです。
乗り場も駅近くなので重い荷物でも安心
松戸駅から長距離バスと言うと市民会館の横をイメージする方も多いかと思います。ただ、今回の高速バスは松戸駅すぐの7番乗り場です。
7番乗り場は松戸駅西口を出て1階のロータリー状になっている駅側手前の部分です。アトレの1階入口や交番からすぐの屋根がついているエリアである為、傘をさして歩くこともありません。
なお、新松戸駅から乗る場合も新松戸の3番乗り場と駅前のみずほ銀行前です。こちらも駅から近くわかりやすい位置ですね。
料金比較は電車に軍配
空港バスは片道大人1,300円、子供650円です。松戸からでも新松戸からでも料金は変わりません。ICカードでも乗降可能です。
単純に鉄道と料金比較を行うと大人871円(ICカード利用の最安値)と鉄道に軍配はあがります。しかし、乗換が2回入ります。
常磐線で日暮里駅まで行って1回乗換、山手線などで浜松町駅で2回目の乗換、その後は東京モノレールで羽田空港まで行くのが通常コースでしょう。
乗換の回数および込み具合を考えると妥当な料金差だと思います。土日の朝早めなど空いている時間帯以外ではこの路線で座ることも鉄道では厳しい形です。
乗車時間はほぼ同じ
高速バスと鉄道で乗車時間を見ると1時間前後でほぼ同じと言えます。ただ、バスの場合は思わぬ渋滞に巻き込まれる場合もあります。渋滞に入ると回避方法がないため時間がタイトである場合は厳しいかと思います。
鉄道も人身事故など止まってしまう事もありますが、松戸から羽田空港間では浜松町まで地下鉄迂回など代替路線に切り替えやすい部分もあります。
特に羽田空港へ行く際は次に乗る飛行機の時間が念頭にあるかと思います。空港で少し時間調整ができるくらいの時間的余裕がある場合に高速バスはいいと思います。
羽田行き日中5本と今後の増便にも注目
現在、松戸駅(新松戸駅)から羽田空港行きが1日に5本、羽田空港を出発する便が1日に6本出ています。毎日定期運航されていてうれしい限りですね。
時間帯では松戸駅(新松戸駅)発の便は主に早朝からお昼にかけて出て、羽田空港発の便はお昼から深夜にかけて出ています。空港利用を想定した時間帯になっています。
なお、新松戸発着便は主に早朝深夜の各2便です。常磐線の始発終電が絡む時間帯は新松戸方面まで伸びるという形です。
鉄道との併用を見込んだ形となっていますが、今後の増便にも期待したい所ですね。やはり乗換なしでスーツケースも楽々預けて行けるという利便性は利用側にとってとても便利です。
他の経由地候補は八柱駅あたりか
松戸駅と新松戸駅が経由地となっていますが、京成リムジンバスは他の地域に向かう便では多くの経由地を通っています。もうすぐ松戸便も運航が1年を迎え、経由地の拡大がないか予想してみます。
松戸方面であればやはり、八柱駅を挟むというのもいいかと思います。武蔵野線にも乗れる為、乗り継ぎの利便性がより高まりますね。ただ、八柱駅であるとどこに高速バスを止めるかという問題はあるかと思います。
東松戸駅を経由とする形もあるかもしれません。または、新鎌ヶ谷駅に入り、成田空港アクセスとも兼ねた形へ変わる可能性もあるかななど思う所もあります。
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