新拠点ゾーン(松戸駅 東口の再開発)で市役所移転182億円の整備基本計画案
松戸駅東口側の新拠点ゾーンについての再開発、整備基本方針案が発表されました。
2020年10月15日よりパブリックコメント(意見募集)も開始されております。
新拠点ゾーン整備基本計画(案)のパブリックコメント(意見募集)手続きを実施します(基本計画および概要版も含む)
市役所移転に対して予算案では約182億円の整備計画、スケジュールでも年単位での計画・設計などを経て新・松戸市役所は2026年建設に向けての計画。
パブリックコメント募集への各種参考でもふれられているMATSUDOING 2050に参加させて頂いた際の状況など関連情報も共に千葉県松戸市の今後に向けた状況をまとめてみました。
291件のパブリックコメントなどを踏まえた11月に開催の第14回松戸駅周辺まちづくり委員会情報についてもこちらでまとめております。
その後、2022年12月に市役所敷地としての答申、利用計画案も明らかとなっています。
新拠点ゾーン整備基本計画(案)とは
新拠点ゾーン整備基本計画(案)とは松戸駅東口側の2020年現在、松戸中央公園や法務局、裁判所などがある相模台地域の整備も含まれる計画です。
松戸駅周辺まちづくり基本構想などこれまでの各種検討点を踏まえて松戸市役所移転なども含めた松戸駅周辺の東口側のみならず今後数十年先の周辺環境を含めた再開発案です。
事業費や新拠点ゾーンへのスケジュール見込み
今回、整備基本計画案で示された事業費やスケジュール見込みは以下の形です。
※いずれも計画案の段階です。
▼事業費
▽市役所移転関連
約182億円
(内訳)
・土地取得 約27億円
・施設建物建設 約129億円
・地下駐車場 約26億円
▽土地・道路・公園など整備費用
約65億円
(内訳)
・土地区画整理 約37億円
・道路整備 約8億円
・公園整備 約20億円
▽駐車場や駐輪場
約54億円
(内訳)
・自動車駐車場200台 約40億円
・自転車駐車場1,500台 約14億円
※新拠点ゾーン整備に関連する商業・文化など整備費用は別途予定
▼スケジュール見込み
・土地区画整理 2024年(令和6年)完成目標
・市役所移転など新省庁関連 2026年(令和8年)完成目標
・公園整備 2027年(令和9年)完成目標
・商業や文化など機能整備 2028年(令和10年)完成目標
2026年の市役所移転など新省庁関連に目途がついた後に商業や文化など機能整備が施設建設段階に進むなど2026年の段階にも様々な動きとなりそうです。
MATSUDOING 2050でも様々な意見が
今回の整備基本計画案でも計画案の通り、新拠点ゾーンについて様々な意見募集を松戸市でも開始(2020年11月13日締切)されています。
新拠点ゾーン整備基本計画(案)の中でも関連として取り上げられているMATSUDOING 2050について実際に参加させて頂いておりました。
コロナの影響により最終回はリモート対応になるなど残念な部分もありましたが、計画案でも触れられている内容から実際の声までこのような部分もありました。
今後も同様の機会などあったら参加してみたいという部分など参考になる点が一つでもあれば幸いです。
・松戸駅東口側の再開発という部分だけではなく松戸駅周辺の再開発
・他県での工夫事例など専門家の先生から情報提供を頂く部分も記載外に多数ありました
・ディスカッションでは「市役所移転」が決定事項という形ではなく、フラットな形で考えてほしいという部分も
・松戸市民の声の総意のような形で結論付けをされては困るという開催に対しての意見もしっかり伝えられていました
・新拠点ゾーンに関わるアクセスについて松戸駅東口、西口間の移動について多くの意見
・国道6号から新拠点ゾーンに向けたアクセスについても触れられる機会が多くありました
・水害など災害関連にも集約ありきではなく様々な意見
・商業、文化について特に松戸駅西口側の伝統ある箇所への注目が高かった部分も印象的
※個人的には参加させて頂き参加者の皆様、松戸市役所の皆様を始め多彩な意見、とても勉強になりました。ありがとうございました。
松戸駅の新駅ビルも2027年に開業計画(参考)
新拠点ゾーンの再開発時期にはちょうど松戸駅の新駅ビル工事も進み、計画では2026年に通路の拡張が完成、2027年に開業計画となっています。
新拠点ゾーンのスケジュール見込みと照らし合わせるとちょうど新駅ビルが完成する頃には商業・文化の実施計画も固まり、動きがある時期となる計画です。
今後どのような経過となるかも注目したい部分です。
2022年12月の利用計画案や各種動きもこちらです。