第14回松戸駅周辺まちづくり委員会開催
松戸駅周辺のまちづくりに関する松戸駅周辺まちづくり基本構想の策定、新拠点ゾーン整備基本計画など審議も行われる松戸駅周辺まちづくり委員会。
第14回松戸駅周辺まちづくり委員会が2020年11月27日に開催。
291件も寄せられたパブリックコメントについてや新拠点ゾーン整備基本計画案の修正など各種討議となっておりました。
パブリックコメント291件にものぼる
新拠点ゾーン整備基本計画案についてなど前回発表時およびパブリックコメント受付の段階でもこちらで詳しくまとめておりました。
パブリックコメントについて90名から291件と2020年10月15日から11月13日の期間に多数寄せられたとの事。
なお、平成18年からの松戸市集計では今回の90名から291件というパブリックコメント、人数も件数もこれまでで2番目に多い数と松戸駅周辺の再開発への関心の高さが伺える形となっています。
パブリックコメントのカテゴリー別に見ても庁舎建て替えや施設内容のみならず交通や災害対応、更に市民説明や事業手法、事業費についてまで幅広いジャンルに対して多くの意見という状況。
ちなみに自然の「みどり」についてや歴史文化など件数自体は多くなくとも新拠点ゾーン整備基本計画案の修正には入っているなど1件1件検討されている様子。
291件のパブリックコメントについては11月27日の当日も1件ごとにすべて市の御担当から回答が記されておりました。
松戸駅周辺まちづくり委員会開催後の精査を踏まえ後日、松戸市ホームページで公開予定との事です。
第14回松戸駅周辺まちづくり委員会での議論
第14回松戸駅周辺まちづくり委員会の議論においてもまず第1の議題としてパブリックコメントを受けた議論について様々な意見があがっておりました。
・大変多くのパブリックコメントについて松戸市からありがたいという声をしっかり伝えるべきという意見
・関連して松戸市からの広報について今後も積極的に行っていくことを求める声
・松戸市の人口規模や東京に近い部分も踏まえ期待と共に不安もある
・コロナの状況を踏まえた意見など現状に即した対応の大切さも
・MATSUDOING2050について2050年に完成やここまでかかるという形ではなくそのくらい先の視点で考えていきたいと設定
・松戸駅の乗降者数についても、いわゆる素通り駅ではなく魅力ある駅前の展開にしていくことが大切という部分も
・松戸駅周辺の大学や相模台地区など対象地区に近い現地感覚からの貴重な意見も
・パブリックコメントは比較的ネガティブな意見が多くなる傾向もあるが今回前向きな意見も多く期待の表れとも見える
・新拠点ゾーン整備基本計画案自体がわかりにくいという意見も。専門的な部分もある点にもふれつつ市民参加の機会、ご意見を伺う機会を継続して設ける大切さも
・新拠点ゾーンで松戸市役所の機能をすべて移転するという事ありきの議論ではない
・防災上で必要な機能移転など必要性を考えるべき
・災害時での近隣自治体との協力はもとより、遠方の自治体(愛知県小牧市や鳥取県倉吉市など)と松戸市は協定がある部分、新拠点ゾーンでの市民交流の場なども一案ではないか
・図書館要望の声、図書館も変わっていく新しい供給拠点としての在り方も検討
・広義の再開発で将来選ばれる松戸市にしていくにはどうするか
・電線地中化、太陽光発電などにも言及
・アンダーパスと水害についての懸念も
新拠点ゾーン整備基本計画案の修正について
次に新拠点ゾーン整備基本計画案の修正について今回のパブリックコメントで頂いた意見を元にした修正から別途想定される部分まで修正案も示されていました。
・自然の「みどり」についてや歴史文化についての記載箇所などパブリックコメントで示してもらった箇所の反映
・庁舎建設基金について想定年数の増加による増額分の反映
・想定される事業効果に建設などによる波及効果についても
新拠点ゾーン整備基本計画案が今回の討議も踏まえまとめられる形となっており、今後の松戸駅周辺の進展についてしっかり現地から注目できればと考えております。
なお、松戸駅ビル再開発についても2020年現在でも進展しております。