松戸市民会館イベントで山崎直子宇宙飛行士の講演会が開催
8月27日に松戸市民会館で開催された松戸市在住の小学生と保護者を対象とした山崎直子宇宙飛行士の講演会に今回、当選した為、行ってきました。
会場は目視で約150席はある座席も満席でした。プラネタリウムもある松戸市民会館で夏の親子天文教室の一環として行われた講演会についてまとめてみました。
宇宙に限定せず、子供が夢を持つ内容が満載
山崎直子宇宙飛行士の講演会では宇宙の話のみに限定しない、子供が目標を持っていく中で約立つような内容がたくさん盛り込まれていました。
メモベースでもノートのページ内がいっぱいになるくらい要点の多かった今回、箇条書きで少しでも多く印象的であった部分をお届けできればと思います。
・松戸のラーメン店で海外の方と対話した時に世界の広さを意識した
・海外に初めて行った事も24歳であり、遅すぎることはない
・宇宙飛行士候補生試験は何度も受験して採用される方がほとんど、ご自身も2度目で採用
・11年間訓練の上、宇宙へ。宇宙へ行ける保障はない中でも訓練を楽しめるように意識
・日常、 宇宙飛行士としての訓練よりも地上サポート業務の方が比重は多い
・タスクベースからスキルベースと重視する部分が学校の勉強の方向性の変化と同じ
・極限状態こそ基本が大事
・訓練でハイパー宇宙パズル(真っ白のパズル)で誰も達成できない中でも取り組み方を学ぶ
・虫歯があっても宇宙へは可能だが万が一の際の自力で歯を抜く方法を学んで行く
・宇宙では多くのリサイクルが行われるが洋服は現状難しい
1時間30分超の休憩なしでも聞きごたえがとてもある内容
小学生1年生から保護者と共に対象であり、見た目でも小さい子供も多く参加されていましたがスライドと共にテンポのよい講演に途中で飽きだす形など見られない講演会でした。
もちろん、宇宙に関連する内容も要所ごとに取り上げられ、特にこれまでのスペースシャトル打ち上げの歴史上でもとても残念な事故などについても子供でもわかる形で取り上げられていました。
松戸市民会館からも近い相模台小学校、松戸第一中学校出身のお話も含まれていました。
質問もとても多く、来年以降あればぜひおススメしたい機会
当日、質問タイムは30分では収まらない形で子供からの質問が続き、時間を少し延長してでも答えられていました。
また、質問に対して事実を回答するだけではなくそこから膨らませて疑問に思う事へのアプローチなどより深まる回答でした。
質問した子供と一人一人握手をしていたのも印象的でした。個々の目標を目指す上で大きなモチベーションになったのではないでしょうか。
2019年の開催は募集前にお伝えできましたが、2020年も期待できそうな形でした。下記は2019年応募時の状況です。
あれだけ収容人数があっても満席、抽選となっていましたが松戸在住の方にはぜひ来年の開催がある際には体験されるといいかと思います。